神戸の将来ビジョン~三宮駅前から道路がなくなり広場になったら何が起こる~

開催概要

神戸市が三宮を大改造し始めている。その中の一大プロジェクトが「三宮クロススクエア」である。三宮駅前に東西に走る中央幹線と南北に走るフラワーロード、6~10車線もあるこの道路から車道をほぼ無くし、広場にする構想である。
バスターミナルの整備やJR駅ビルの建て替えに伴って徐々に空間が整備されていくことになるだろうが、長い年月を掛けて、街の中心部に広大な広場をつくることにどんな意味があるのか。

人と公共交通だけが入れるトランジットモール、日本で初めて導入し大きく変貌した姫路駅前や、すでにトランジットモールが備わっているヨーロッパの各都市は大きく賑わい、人の考え方や生活に影響を及ぼしている。三宮クロススクエアはそれを圧倒的に越える変化をもたらし世界をリードする可能性があるのでないか。

東京駅の駅前と御行通り、姫路駅前や道後温泉周辺など人目線に立った最高に心地良い公共空間を数多く生み出してきた小野寺康さんと、富山グランプラザや明石市民広場など常に人で賑わう広場を創出してきた山下裕子さんという、二人の駅前広場の革命家が行うトークセッション。

モデレーターは4年前に三宮大改造の将来ビジョンを策定した当時の担当係長で現在「つなぐ課」特命課長である秋田が勤めます。
最先端の公共空間を創出し続けるプロフェッショナルのお二人と、当時構想を練った担当者が三宮クロススクエアの創出によって神戸が与えるインパクトについて語る

日時

4月29日(月・祝) 14:00〜15:30

場所

KIITO 3F 301

参加

無料

出演者

小野寺 康

小野寺 康

小野寺 康(おのでら やすし)
小野寺康都市設計事務所 取締役/代表

東京工業大学大学院社会工学専攻、アプル総合計画事務所を経て現職。主な仕事として、東京駅前広場および行幸道路のデザイン提案をはじめ、姫路駅北駅前広場及び大手前通り、出雲大社参道・神門通り、女川駅前レンガみち周辺地区など、グッドデザイン賞金賞、土木学会デザイン賞最優秀賞をはじめ多くの賞を受賞。

https://www.facebook.com/yasushi.onodera.3

山下 裕子

山下 裕子

山下 裕子(やました ゆうこ)
全国まちなか広場研究会 理事

全国まちなか広場研究会理事、NPO法人GPネットワーク理事。2007年より富山市まちなか賑わい広場グランドプラザ運営事務所勤務。2014年より広場ニストとして独立。その後、八戸・豊田・久留米・明石・神戸をはじめとする全国のまちなか広場づくりに関わる。著書に「にぎわいの場 富山グランドプラザ‐稼働率100%の公共空間のつくり方」(学芸出版社)。

https://www.facebook.com/yuko.yamashita.750

秋田 大介(モデレーター)

秋田 大介(モデレーター)

秋田 大介(あきた だいすけ)
神戸市企画調整局つなぐ課特命課長(本業)
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト副理事長(副業)

主に都市計画の部門に携わる土木系技術職員。神戸のまちづくりにおいて、多くの人を巻き込みながらまちの将来像を描いている。
行政と事業者・市民をつなぐ活動をライフスタイルとしており、数々の市民プロジェクトのサポートを行っている。

関わったプロジェクトは、ミント神戸バスターミナル、阪神三宮駅東口整備、都心三宮再整備(都心の将来ビジョン策定)、1000 SMiLE Project(プロモーション)など。公務員っぽくない思考・行動、ストリートダンサーという経歴から「変態公務員」や「踊る公務員」の愛称で呼ばれる。

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