再生医療のその先へ 〜再生医療だけが道じゃない〜

開催概要

現在、iPS細胞を使った再生医療は大きな進展を見せ、臨床研究が進んでいる。高橋プロジェクトはその「世界初」の例として開発の過程で様々な経験をした。移植に耐えうる高品質な細胞をいつでも用意できるプロトコール作成のためには、熟練の技で何年もの研究が必要だった。その年月とコストを削減し早く多くの人に治療を届けるには、この難題を乗り越えることが必要だ。そのために、研究・開発が進んでいる次世代のバイオロジーとは?
あるいは、視覚障害を持つ方のQOLを向上させるためにできることは、再生医療だけなのか?
iPS研究の第一人者・高橋政代が再生医療の先のビジョンを語る!

日時

4月27日(土) 11:45〜12:30

場所

神戸ハーバーランド高浜岸壁

参加

無料

出演者

髙橋 政代

髙橋 政代

髙橋 政代(たかはし まさよ)
理化学研究所生命機能科学研究センター プロジェクトリーダー

1986年京都大学医学部卒業。1992年京都大学大学院医学研究科博士課程修了。1995年に米国ソーク研究所研究員となりここで網膜治療に幹細胞使用の可能性を見出す。2014年に滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植を行い、2017年には他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液による移植を行った。目標は基礎と臨床の研究を積み重ね、両者を踏まえた網膜再生研究をすること。

http://twitter.com/masayomasayo